U18高校野球ワールドカップ2023!
大会のルールがいつも見ている高校野球とは違います。
7イニング制の導入ということで、ルールがよくわからなかったので調べてみました。
2022年のオーストラリア戦で5回コールドになったことで、
と感じる方も多かったのではないでしょうか。
国際ルールというからには、それにのっとってやる試合がこのようにあるわけで、
これはわかっておきたい!
また、ルールではなくても、日本の高校野球との違いで気になるところもまとめてみました。
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U18野球ワールドカップ2023ルール!7回制コールド投球制限など!
侍U18・馬淵監督、ストライクゾーンの違いに嘆き「これが国際ゲームの難しさ」#侍ジャパンhttps://t.co/hv5mEneQiA
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) September 14, 2022
2022年、5戦目の台湾戦に負けた後、ストライクゾーンの違いにかなり苦しんだということが
馬淵監督の口から語られました。
これはもちろん、ルールの違いではないです。
日本の審判ならど真ん中ストライクとしてもらえるところが、
ボール判定とされ続けたため、松尾選手すら、投げるところがない、と。
審判との相性は、日本国内の試合でもささやかれることがありますが、
台湾戦ではそれがはっきりと出た形となりました。
7回制とコールド規定
第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ
オープニングラウンド 第1戦
試合終了
日本🇯🇵 10 – 0 🇪🇸スペイン4投手による完封リレー!6回コールド勝ちで白星発進!
📝試合結果https://t.co/OtWqvEJOwO#侍ジャパン pic.twitter.com/ERfk0QpkOQ
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) September 1, 2023
7回制の導入はじまる!
2019年に世界野球ソフトボール連盟により、国際ルールが変更され、
7回制の導入が始まりました。
とはいえ、東京五輪2020では、9回までやっていましたよね🏅
コロナもあり、この2022年のU18ワールドカップは、
7回制での大きな試合では、私たちにとってはじめて
目にするものとなりました。
2022年、オーストラリア戦、10-0で5回を終えたところでゲームセット!
日本の5回コールド勝ちとなりました。
コールドの規定は、
野球規則の定義14の「どのような理由にせよ、球審が打ち切りを命じたゲームである
ということを原則にしていろいろと補足があり、また大会によって、世代によっても点差によるコールドの規定が違うのですが、
今回のU18のワールドカップのコールド規定だけをみると以下のとおりです。
U18ワールドカップのコールドルール
5回以降10点差がついたらコールド勝ち!
4回雨天コールド試合成立(4回でした💦)
高校野球の地方大会などでも、5回10点、7回7点差によるコールド勝ちがありますので
点差としてはいたしかたなし、だったのですが、
国際大会でもコールド勝ちがあるのね、しかも、全部で7回までなのね、とおどろきました。
去年のオランダ戦のように、雨天コールド、というものもあります。
さらに、甲子園は、2022年の春のセンバツから、雨天によるノーゲームやコールドもなくなり、すべて継続試合となったよ!
9回まで頑張るチャンスを与えてくれる甲子園!ありがとう!
今回のU18ワールドカップは、国際ルールに従っています。
7イニング制の採用ということで、
単純に1回3人でバッターアウトになったとすると、
21打席で9人バッターがいるわけなので、
3打席、打つチャンスがあるのは、3番バッターまで、ということになります。
おおおお~あとの6人は2打席しかチャンスがない!
これはバッターにはかなり厳しいですね。
「魔の7回」
と言われることもあるように、7回は、試合が大きく動くことが多いです。
息詰まる投手戦が一気に動いたり、大逆転があったりするのもこの7回8回あたり。
なので、7回で終わる野球の試合って、
一番盛り上がるところで、ごめ~ん!終わりね~!と言われちゃうみたいな感じ…💦
バッターにとっても、3巡目で打席の感覚になれてきたころに終わり、という
なかなか厳しいところだと感じます。
この7イニング制の導入は、時間が長くなりがちな野球の試合運びを早くする、という
狙いがあるそうです。
オリンピックでの野球競技がなくなりましたが、
なんとかここにいれてもらうためには、
迅速な試合運びによる時間短縮が必要なのでしょう。
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投球数は?
選手の体をまもるため、ピッチャーの投球数でも、国際大会では
以前より厳格なルール制限を設けています。
今大会の投球制限は以下の通り。
※2023年度変更になった投球制限について追記をしました
40球まで 連投OK
41球から55球 中1日
56球から75球 中2日
76球から90球 中3日
91球から105球 中4日
これは累積にも適用され、
※初日に25球投げ、2日目に16球投げ、2日間合計41球になった場合も、
翌日中1日空けなければならない。
追記:※3連投まで可能
1~49球➡連投可能
50球~104球➡1日の休養が必要
105球以上➡4日間の休養が必要
これを間違えると即没収試合で負けです。
タイブレーク
タイブレーク制が導入されています。
7回終了時に同点の場合、延長8回からタイブレークを採用。
ノーアウト1.2塁から行い、打順は前回のイニングからの続き。
前回イニングの最後から数えて2名がそれぞれ1塁、2塁のランナーとする。
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大谷ルール採用
大谷ルールとは?
投手と野手の「二刀流」でプレーする大谷選手のように、
先発投手が指名打者を兼ねているとき、投手を交代したあとでも、
としてそのまま試合に残れる、というルール
U18ワールドカップでも大谷ルールが採用されます!
これは、今回の日本チームにとってはすごく有利に働きますね!
スペイン戦で投げた武田陸玖選手や、智弁学園の中山選手、霞ヶ浦の木村選手など、
日本には二刀流と言われる選手がたーくさんいますからね!
チャレンジは?
審判の判定に対して抗議できるチャンスは1試合で1回。
チャレンジ成功すると、1回は残ります。
プエルトリコ戦で橋本選手がセカンドへの走塁でチャレンジを要求。
一塁でもキツイ判定がありましたから今度はよかった!
とっさのチャレンジ要求のしぐさ、かっこよかったです~💛
高校生だから、人生初のジェスチャーですよね!
木のバットの使用
金属バットではなく木のバットを使用することが義務付けられています。
見ていても、あの、カキーンという金属音がないのは、ちょっと寂しい感じがします。
甲子園が終わってすぐに召集される侍ジャパンのメンバーですが、
木バットへの対応力が求められますね。
また、甲子園に出場しておらず、準備に少し多めの時間が費やせる選手たちの
活躍も期待されるところです。
あとは、20秒以内にピッチャーは投球しなければならない、というルールもあるそうです。
日本のピッチャーはメチャクチャ早いテンポで投げることが多いので問題なしかな?
と思われますが、これもやはり時間短縮のためでしょうね。
時間が決められていると思うと、大丈夫でもちょっとあせるんじゃないかな。
ボークの取り方が違う?
ルール上は違うことはないそうです。
ただ、審判がボークをとるために見る基準が違う、ということが
ヤフー知恵袋に書いてありました。
日本では、体はもちろんですが、グラブがキチンと静止しているかが厳しくみられるそうです。
アメリカでは、体そのものの静止が重要みたいです。
グラブの静止が一秒未満でもボークをとられないらしいです。
日本の高校生は、走るタイミングにとまどることがあるでしょうね。
驚異的な身体能力や野球センスの持ち主たちなので、もしかしたらそのへんは
すぐに適応しちゃうのかな?とも思ったりしていますが…。
アンリトン・ルール(暗黙のお約束)
馬淵監督も気を付けているというアンリトン・ルール。
日本の野球界では当たり前のことが、国際大会だと問題になることがあるといいます。
高校野球はホントに最後3アウトをとるまで一ミリも油断できないですし、
相手に対する敬意もありますし、最後まで全力で一点でも多く取るように頑張るのがあたりまえですよね。
でも、国際大会では、大差がついている時の盗塁や、バントはよくないんだそう。
派手なガッツポーズも失礼になるんだとか…
ガッツポーズはけっこうWBCでも派手なのを見た気がするけど…
盗塁やバントは時に評判悪くなるっていうのは国際大会ではよく聞くね!
2017年カナダ戦で、当時早実の清宮幸太郎選手が点差が開いているときに盗塁をして
報復死球を浴びたことが。
いろいろな違いの中でうまく戦っていかないといけない侍ジャパンのみなさん!
でもそれらもすべてきっと良い経験にできる選手たちなんだと思っています!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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